―――ヨシヤは怒るかな。それとも、悲しむかな…。 下を向き、肩を落とす。 いつまでもここにいたって、私にできることはない。 作業員さんに「中に入らせてください」とお願いしたところで聞いてくれるわけないし。 「……夜また来てみよう。」 アンダーサイカに入ったのは夜中。 もしかしたら、中に入れる方法が見つかるかもしれないし。 後ろめたさを感じながらも私はひとまず家に帰ることにした。