言われたとおり、私はその場に座ったままじっとした。 店の入り口へ向かっていくヨシヤの背中を見送りながら、 「………きっ、」 「?」 気づいたら、こんな言葉をかけていた。 「気をつけて、帰ってきてね!!」 「! ……ふふ。 ええ、もちろん!」