「この地下空洞は北の大地にまで繋がっておるんや」

「あの日の武装集団はもしかして」

「そうや。そしてわいは北の国にリンたちを助けに行く。コイツに乗ってな」

ハリーが手をかざすと巨大なラビィがセンサーを輝かせながら姿を現した。通常のラビィより遥かに大きい。複数人で操作するタイプかもしれない。

さらにビークルモードへと変形した。

「明日、北の国ではクーデターが起こる。その機に乗じてリンたちを救うんじゃ。だから頼む!お前らは来んでくれ。はっきりいって足手まといなんじゃ」