「ゆなも、新しい彼氏作りなよ!」 あたしが買って来たスナック菓子を食べながら 奈南は言った。 「えー?」 新しい彼氏だなんて、そんな。 「だって、終った恋を忘れるには、 新しい恋でしょ!?」 忘れるって…。 「もういいの!忘れたから。 あたしは恋なんて、しなくていいの!」 幸せボケしてろ! そう言って奈南の頭を 軽く叩いた。