そろそろ奈南、電話終ったかなー。 少しだけ開いた扉の隙間から 奈南の部屋を覗く。 ちょうど、ケータイを閉じたところだった。 「奈南、どうだった?」 恐る恐る尋ねると奈南は頬を赤く染めて 毛布にくるまった。 「付き合います…」 いつもはあんなにさばさばしてるのに。 恋する乙女だなあ。