お腹が鳴った。 うわー。 めっちゃ恥ずかしい。 「ッ…すいません。」 多分あたし顔赤くなってる。 「腹減ってんの?」 「あっ、いや、大丈夫…です。」 声が段々小さくなる。 穴があったら入りたい。 「食いかけでいいならこれ。」 奈南のお兄ちゃんはミニテーブルに 食べ掛けのみかんゼリーを置いた。 「いいです!いいです!」 奈南のお兄ちゃんはまた布団に潜ってしまった。