ケータイのアラームがなり いつものように目を覚ます。 また一日が始まるんだ。 「あ、おはよ」 リビングで朝食の準備をしていた 妹の奈南。 本来ならこんなこと 高校1年のまだまだ子どもがすることじゃない。 母親がやるべきことだろう。 でも俺と奈南には いつも支えてくれる 母親なんかいない。