○○彼氏。【完】


「俺ね、ここでいつもご飯食べてんの。ゆっくりできるし」


そういうと、


「じゃあ、あたし邪魔だね」


と言って弁当をしまい立ち上がろうとした。


「あー、全然いいよ。邪魔じゃないから。てか一緒に食べようよ」


よいしょ、と言って隣に腰を下ろせば、少し迷うような仕草を見せたあと、再び弁当を開いた。


その後、ご飯を食べながら他愛もない話をしていると、いつも通り襲い来る睡魔。



ふぁ、とあくびを噛み殺していると、


「・・・・・眠いの?」


と聞いてきた。