「あはは、テレてるの?」 もう少しで夢の中に吸い込まれていく寸前、 「な、に言って、」 と珍しく慌てたように言った菜奈ちゃん。 その姿を最後に、俺は夢の中に完全に吸い込まれた。 ────・・・・ ──・・・ 「ん、」 目が覚めると、どうやら昼休みになっていたようで、みんなそれぞれご飯を食べていたり席をたってしゃべっていた。 あー、そういえば今日弁当買わないといけないんだった。 今朝、母さんが寝坊したらしく、今日は購買のパンを買うことになっていた。