「それで?誰が犯人とか……」
「んなもん決まってんだろ。」


「え……?」


声をあげたのは龍だった。


「どういうこと……?」


「炎龍の情報を流せるのなんて1人しかいねぇだろ。

……なぁ?















………航太。」




………っ!?


「何言ってんだよ龍!!航太が……航太がそんなことするわけねぇだろ!?」


「そうだ!!俺はやってない!!」


「どうだかな。じゃあ情報担当のお前以外に、誰が情報流したって言うんだよ。」


いつの間にかクラス中が静まり返って、炎龍幹部達の口喧嘩しか耳に入ってこなかった。