「俺は永山太陽!!よろしくな!!」


銀髪男、太陽。


「俺は須賀航太。よろしく。」


黒髪男、航太。


虎太と航太か…、……似てるな。


……で、さっきから気になってたけど。


「そこのさっきからしゃべってない金髪男は?」


あたしがそう言った途端、クラスの空気が凍った。


何かマズいこと言った…?


「わっ…バカ!!早く龍さんに謝るんだ瑞華!!」


「そうだぞ瑞華!!」


クラスメイト達が次々と口にする。


「あたし何か変なこと言った?」


「てめぇ……。」


今まで一度もしゃべらなかった金髪男がようやくしゃべったと思ったら、その声はものすごく低いものだった。


もしかして……怒ってる?