『何探してるの?』 『んー…、伝説の青いバラかな。』 『伝説?』 『そ、伝説。 "青"い"華"って書いて、"サファイア"って読むの。』 --"青"い"華"って書いて、"サファイア"って読むの。 「……っ!!」 夏休み初日に聞いた会話が、鮮明に蘇ってきた。 「その顔だと……、紫苑も怪しんでますか?瑞華を……。」 「……っ…。」 まさかな……。 そんなわけ……。 「でも…、"青華"を"サファイア"と読むなんて……、瑞華しかいないですよね……。」 尚希も顔を歪めている。