これは………デジャヴか………? いや……前にもあった、こんなこと。 今までの人生の中で、一番忘れられない日に………。 ………すごく似ていた。 2年前、俺を突き飛ばした柚歩さんと同じ感覚だった……。 ゆっくり目を開けると、床には俺じゃない誰かの血。 視線を上に向けると、信じがたい光景が広がっていた。 金髪に水色のメッシュと青い瞳。 羽織られた特攻服には、"青華初代総長 青薔薇姫"の刺繍。 胸を押さえながら、青い瞳は死炎組組長を冷たく睨みつけていた。