「………っ!!!!」
「……!!!!」


近付くにつれ、どんどん大きくなっていく喧騒。


あたし達はドラム缶の後ろで戦いの様子を窺っていた。


「瑞華、いつ突入する?」


戦いが待ちきれないのか、ウキウキしながら聞いてくる大雅。


はぁ……。


「大雅、もうちょっと緊張感持ちな……。相手は銃持ってるんだから……。」


「はーい♪で、突入はいつ?」


ホントに分かってんのかなー……。


こういう油断が命取りになるのに……。


「……相手が銃やナイフを出したら突入。」


そう告げると、また静かに観察した。