そう言う龍の目が、あまりにも真剣すぎて……。


「……分かった。考えてみる。」


「……あぁ。」


……あたしは紫苑が好き。


でも……二度と会えない……。


それにもし会えたとしても、もう前みたいに仲間には戻れない……。


龍を選べば…、あたしは幸せになれる……?


認めてもらえる……?


あたしは……どうすればいいんだろう……?


何が正解なの……?


「………瑞華。」


え………っ?


今あたしを呼んだのは、龍じゃない。


ゆっくり後ろを振り返ると、虎太達6人が揃っていた。