「瑞華も飲もーぜ!!つまみもあるからな。」 缶ビール片手にスルメをかじる大雅。 ………オッサンか。 「あたしサワーがいいな。」 「瑞華はそう言うと思って!!」 大雅はビニール袋の中をゴソゴソとあさり、あたしの目の前に5本全部違う味のサワーを並べた。 「こんなに買ったの……?」 「大丈夫、担任の自腹だから!!」 「ん、じゃあ大丈夫だね。」 「あぁ。」 それからみんなどんどん酒を飲み、夜を明かしていった。 あたしと龍は話をするどころか、目も合わなかったけど……。