この気持ちに気付いてしまった以上、瑞華といつも通りに接することができなくなってしまった。


まぁ…、その"いつも"だって、瑞華が一方的に話しかけてくれて、それに俺が相槌を打ってるだけなんだけどな…。


それさえも、意識し過ぎてできなくなった。


そのたびに、瑞華に悲しそうな顔をさせてしまっている。


……違う。


そんな顔させたいわけじゃない……。


ただ俺が、瑞華を意識し過ぎてロクに目も合わせられないくらい弱い男だから……。


ごめんな……。


でも、もう少しだけ待ってほしい……。


避けずにちゃんと向き合って、想いを伝えられるような男になるから……。


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