「オルディネって何?」
「チームの一つだ。チームとは先程も言ったが、世間で生活していくのが難しい異能者達を保護する為の、謂わば一種の組織のようなものだ。先に聞いておくが、異能者が世間でどのような立場なのかは知っているか?」
ジョエルの問いにあかねは素直に頷いた。
母や周囲の人達から聞いた事が間違いでなければ、異能者は受け入れられつつはあるものの、やはり異端者というレッテルが貼られてしまっているという。
世間では公になることはあまりないが誘拐、売買などもざらにあるなど決して良い話ではない。
従って保護する組織があるのも何ら可笑しい事ではない。
「ちなみにオルディネは、人材不足など諸事情により、解散の危機に直面している」
「要するに崖っぷちなのね」
何だか危ない橋を渡りかけているような気がしなくもないが、とりあえずもう一つの疑問をあかねはぶつける。
「どうして私を所属させるの?」
ジョエルと母の話を繋ぎ合わせてもあかね自身、自分は該当しないはずだと思っていた。
何故なら。
.

