桜空あかねの裏事情



「ええ!?ちょい待って!異能石も交換してるの!?ねぇ駿!どうなの!?」

「……」


追及の手を緩めるどころか、先程よりもやや興奮気味で問い詰める泰牙。
それすら無視して無言で軽く睨む駿だが、あかねはただ笑って軽く流した。


「ごちそうさま」


食事を終えて、あかねは席を立つ。


「もう行かれるのですか?」

「うん。学校行くのは私だけだからね」


床に置いていた鞄を手に持つ。


「チーム戦のことは心配しないでいい。俺もオルディネの一員として最善を尽くす所存だ」


その言葉にあかねは微笑みながら頷く。


「ありがとうございます。心配どころか信じてますから。でも無理はしないで下さい。葛城さんの出来る範囲でいいですから」

「ああ。心得た」

「紅晶もね。何かあったらジョエルに任せちゃっていいから」

「ふふ…はい。皆様にも伝えておきます」

「うん。じゃあ…行ってきます」


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