「陸人さんが言うオルディネのリーデルってのが、どんなもんかは分かんねー。けどオレから言わせれば、仲間の事を誰より想ってるヤツがリーデルになるなら、それ以上のことはないんじゃねーの」
昶からすれば、それはただ自分が思ったことを伝えただけなのかも知れない。
――それでも昶の言葉は、私を励ましてくれる。
「……どうしよう」
「ん?」
「昶が頼もしく見える」
「なに言ってんだよ。オレはいつも頼れる格好いいダチだろ」
「………」
「冗談だっての。だから無言やめて。お願い」
焦り顔の昶の様子を眺めていると、あかねは次第にどこかおかしくなって笑った。
「あははっ!……でもありがとう。お陰で元気出た。やっぱり昶は最高のダチだよ」
「え!お……そ、そっか……それなら、良かったぜ」
素直に伝えれば、昶は思いのほか驚いて、照れくさそうな笑みを浮かべた。
「オレが言うのもなんだけどさ、あかねはもうちょい自信を持った方がいいぜ。お前がいなきゃオレや駿センパイ、紅晶さんと泰牙さんは、ここにいないどころか出会ってすらなかったはずだからな」
昶は更に言葉を続ける。
「とにかくオレは、あかねを最後まで信じてる。お前がリーデルになってもならなくても、どんな選択をしても、オレはダチとして受け止める。それだけは絶対変わんねーから」
目の前にいるあかねを見据えて、はっきりとそう告げた昶。
その姿に、その言葉に、あかねは何か温かいものを感じて同時に嬉しくなって、顔を綻ばせて微笑んだ。
「……うん。ありがとう。私、最後まで自分が出来る事をやってみる。諦めないよ。だから信じていて」
――例え結果がどうであれ
――決して後悔しないように。
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