カラオケよっぴー 戸松店
クラスメートが企画した交流会を楽しみにしていた昶だったが、あかねは突然の来客がやって来てこの場にはいない。
とは言え現在片想い中の朔姫やクラスメート達、更には他クラスの友人までいて、場は賑わう限りだった。
しかし何故だが、昶は腑に落ちなかった。
確かにあかねがいないと、あまり楽しむ気になれない事はただある。
だが今回はそれとは少し違うことは自覚していた。
「最初誰歌う?」
「あー、あたしまだいいや。それより注文したい」
「私も。喉渇いちゃって」
「どーせなら、男子に歌わせとけばいいんじゃね?」
「女子も歌えよー」
「いや、歌うし。トップバッターの話」
「ああ、それなら藤川が歌うって。きらきら星」
「ダサッ!なにそれやる気あんの?」
「やる気カンケーなくね?」
ただ光景を眺めてる昶など知らないとでも言うように、クラスメート達は騒いでいる。
「ねぇねぇ、山川さんって彼氏いたりする?」
「どうして?」
「ほら、一緒にいる桜空さんは瀬々くんとか年上とかと噂が色々あるでしょ?山川さんもいたりするのかなぁって」
「そうそう!それに山川さん、美人だし」
「別に……そんなこと…」
「じゃあ気になる子は?」
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