「あーじゃあ……メロンソーダに唐揚げ、シーザーサラダとヴィオレット特製ステーキにテキトーにピッツァ」
「はいよ。山川さんは?」
朔姫に注文を聞くと、彼女は首を振る。
「さっきすれ違った店員に頼んだから大丈夫」
「了解。葛城さんは?」
「俺も先程頼んだから問題ない」
「分かりました」
あかねは近くにいた店員に話しかける。
その間に先に注文し終えていた二人は、空いてる席に適当に座る。
注文を終えると、ある事に気付き不意に周囲を少し見回し口を開いた。
「ジョエルと結祈とギネヴィアさんは?」
「奥でまだ話してるぜ」
「ふーん」
どことなく不服そうに呟くと、アーネストは何かに気付いたのか含み笑う。
「どうやらあかね嬢は、ジョエルがなかなか来なくて気になっているようだね」
「別にジョエルだけじゃないですよ」
なかなか来ないジョエルが気になるのは否定はしないが、結祈やギネヴィアの事も気になっているのも事実であり、断言はせずに曖昧に答える。
「好きでも嫌いでもないって言ってるくせに、やっぱあかねはジョエルが好きなんじゃねーか」
「何言ってんだか。私は昶の方が断然好きよ」
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