某所
あかね達こと調理班が材料の買い出しをしている同時刻。
残された準備班の生徒達は、旅館から移動して川辺近くの森の広場に集まり、各自ですべき事を行っていた。
「調理班が帰ってくるまでには、終わらせておけよ!あと無理はするなよー。特に女子!困った時は男子を使え!」
遠くで聞こえる先生達の声を聞き流しながら、朔姫は同じ準備班である昶と共に淡々とかつ適切に動いていた。
「かまど作りに必要な材料は全て持ってきたけれど……これで大丈夫かしら?」
朔姫が抱えてもってきたのは、丸太や石などで決して軽いものではなく、昶は彼女に任せた事を少し後悔していた。
「それでオッケーだと思う。任せてごめんな。重かっただろ」
「平気。こう見えて体は鍛えてる方だから。それに途中まで、クラスの男子に持ってもらっていたから」
「そ、そっか……」
昶は謝罪をするものの、朔姫は差ほど気にしていないのか、平然とした態度であった。
「でもかまど作りはオレ一人でやるよ。山川さんに任せっきりじゃ悪ぃし」
「気にしないでいい。私も手伝う」
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