「なら俺らの班に来ればいいじゃないっすか」
「おや、いいのかい?」
「先生がカレーで良ければですけど……ね?」
瀬々が同意を求めるように視線を向けると、あかねは頷く。
「先生さえ良ければ、構いませんよ」
その言葉に、直江は嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとう。じゃあお願いしようかな」
「了解っす!んじゃ俺らお土産買うんで、失礼します!」
「……二人は僕の話聞いてたのかな?」
「聞いてなかったかもです。じゃあ先生、また後で」
駆け出したあかねと瀬々は材料確認の為、まず近くにあった商店街を見始める。
メモに書かれたうち野菜は全て八百屋で見つけられ、続いて肉屋や魚屋などを見て回っていく。
「残りはカレー粉だけ、か」
「奥の方にスーパーっぽいのがあるっていうけど、行くのメンドイ。つかほとんど確認出来たし、そろそろお土産見ません?さっきあっちの方でいい店見つけたんスよ」
「いいけど、後でカレー粉買うのよ絶対」
「分かってますって」
瀬々の後に続いて、連れられた場所はお土産売り場だった。
産地品や限定品など様々な土産に適した物が揃えられており、他の店より賑わい人が多く、中には自分達と同じように言い付けを守らない生徒達が数人いた。
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