「いいかー?全員集まったかー?いないヤツは即停学だからな」
「なにあれ」
部屋に荷物を置いて集合場所で昶達と合流すると、あまり見たことない教諭の発言に、あかねは明らかに不快感を露わにした表情で呟いた。
「岡山だよ。1組の担任で口うるさいオヤジ。何かあれば退学とか停学とか言う」
「あー……」
顔も集会などでしか見たこと無かったが、口が悪い上に理屈っぽく、何か問題を起こせば生徒の言い分すら聞かず、停学。
悪ければ退学などと、多くの生徒から嫌われているという結構な評判であるのを思い出す。
隣にいた昶と同じく呆れた表情で頷いた。
「一組の子、ドンマイだね」
「だよな。つか、よりによってアイツが話すとか、テンション下がるわ。早く終われ〜」
隣にいた昶が小さく呟く。
「えー。我々がいるこの旅館では、他校の生徒も運悪く滞在している。くれぐれも騒ぎを起こさないように!」
岡山の不愉快な発言に、何故か昶は目を輝かせる。
「他校の生徒か……美人希望ッ!!」
「男子校かもよ」
「げッ!夢を壊すな!」
「はは。でもどこの学校だろ。地方かな?」
昶ほどの関心はないにせよ、あかねも少なからず気になっていた。
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