「新たな……見つかりましたか」
驚きと喜びを含んだ声色で、結祈はそう尋ねた。
「一応な。一癖も二癖もある者達だが、チームの力になることは間違いない」
「そうですか。良かった」
微笑みながら安堵する結祈を見て、ジョエルは可笑しそうに笑う。
「クックッ……反対派だと言うのに、随分とお嬢さんの肩を持つのだな」
「当然です。私はあかね様そのものを否定しているわけではないのですから」
「確かにな。だがそこまで好意があるのなら、いっそこちら側に来てはどうだ。お嬢さんはさぞ喜ぶだろう」
ジョエルの言葉遣いに、結祈に苛立ちにも似た嫌悪が走る。
しかし内心揺れ動いているのも事実であり、それを目の前の男に見抜かれているのは屈辱的であった。
「それとこれとは、話が違います」
「果てしてそうかな」
「確かにリーデルには人を惹き付ける魅力が不可欠です。しかし実力が備わらず、そればかりを頼りにしては、後々苦労するのはあかね様自身です」
苦しい言い訳と取られたかも知れない。
だがあかねの事を思えばその発言に嘘はなく、むしろ事実である。
.

