「君みたいな子は初めてで、それがとても新鮮ってワケ」
湊志の言葉や周囲の話と反応を見る限り、アーネストは自分のような年代の女子と、行動を共にするイメージは無かった。
むしろ多数の美女に、囲まれてるイメージの方が強い。
「アーネストさん、結構な面構えですもんね」
「結構な面構えって……あかね嬢。念のため聞いておくけど、それは褒め言葉かな?」
「はい。もちろんです」
苦笑しながら尋ねるアーネストに、あかねは素直に頷く。
「それに加えて度胸もあると。あ、なんとなくだけど彼に似てるよね」
「彼?」
聞き返したが、湊志はそれ以上何も言わず、どこか懐かしむような視線を向けるだけだった。
故にそれが何を意味するのか分からないままだった。
「ともあれ、アーネストは君を気に入ってるみたい」
「うん。それは否定はしないね。あかね嬢は可愛らしく素直で、人を惹き付ける魅力があって興味深い。それに私自身も、彼女といると何故だか落ち着くからね」
いつも通りの笑みを浮かべて言うアーネストだが、あかねは何故だか彼の本音を垣間見た気がした。
「話を戻すけれど、確か来週だったかな?ジョエルが養成所に行くはずだから、一緒に行ってみてはどうかな」
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