「私は……」
先程、昶に似た質問をされた事を思い出す。
どうすればいいのか。どうしたいのか。
あかねは思っている事を、素直に話した。
アーネストは真剣な面持ちで、口を挟む事なく聞いていた。
「……なるほど。着眼点は悪くない。情報は確かに大切だし、使い道によっては大きな武器になるからね。けれど……それだけではリーデルになれない事は分かるかい?」
「……」
アーネストの問に沈黙する。
自分がリーデルにならなければ、オルディネは解散。
そう告げられた事によって、リーデルを目指す事になった。
しかし自身がリーデルを熱望しているわけではなく、目の前で転んでしまった人を放っておけないように、彼らを放って置けなかった自分のお人好しによるものだった。
やる気がないわけではないが、リーデルになる為に何をすべきが考えても、やはり今は漠然としたものしかなく、明確な事など一つもなかったのも事実だった。
「正直言って……他はあまり考えてませんでした」
「そのようだね。まぁ今日明日で考えられる事ではないから、気にする事はないよ。それよりも決めるべきは、どちらの選択を取るかだね」
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