「・・・もう可愛いこと言うなよ」
「はぃ?」
「今の状況考えろ。暗い。周りに人がいない隅の方。隣と距離が近い。・・・ヘタしたらキスするよ?」
「!? ・・・翔ちゃんのバカっ」
「だったらその口閉じとけ。それが一番の安全策」
「むぅ・・・・・・」
そんなことを言われると、右隣がどうもくすぐったい。
・・・やっぱり翔ちゃんは危険だったかな。
お兄ちゃんの言うこと聞いとけばよかったかな・・・。
でも待て。
冷静に、兄が妹にそんなことするはずないから。
でもま・・・今日のお出かけ前のお兄ちゃんからのスキンシップは・・・あー。
キスはない!
そこには確信がある! なんとなく!
だから・・・平気。

