「おかえり」

「お兄ちゃんっ」

「ご飯まだなんだけど・・・先、風呂入ってて?」

「うん」

「ってお前・・・1人で帰ってきた?」

「友達と帰ってきた」

「そうか・・・。1人だと心配だったから」

「へへっ大丈夫だよ」

「友達と一緒だったならよかった。じゃ」

 
 お兄ちゃんはにこやかな笑顔を残すと、台所の方へ行った。

 私は自分の部屋へ。

 そして、言われたとおりお風呂に入ることにする。

「あ・・・」

 準備をしている時にふと思った。

 すっごく重大なこと忘れてた!!


 家事とか全般・・・お兄ちゃんがやってるんだよね?

 洗濯も・・・その、お兄ちゃんがしてるんだよね?


 私の下着類はぁ!!??


「お、お兄ちゃんっ!!」

 その確認をしようとリビングに直行すると、庭に私のモノが干されていた。

 見事に・・・その、ブラジャーとかパンツとか・・・。

 一式・・・。


「どうした? 雪」

「・・・これからは、自分で洗濯します」


 私はこっそりと庭に行くと、こっそりと下着類を取り込んだ。