「てめ、小夏。ぬけがけしてんじゃねぇ!!」


 翔ちゃんのギャンギャンした声が、耳に届いてハっとした。


 私、小夏くんに・・・おでこにキスされちゃったんだぁぁぁ!!!


 あぁぁΣ(・ω・;|||



 な、なんてことだ!!


「小、小夏くんっっ!!!」


 思わず、小夏くんの唇が触れたおでこに手で触れた。


 わ・・・心臓バクバクいってる。


 小夏くんの顔を見れば


 少しほっぺが赤くて、だげど真顔で


「オレ、雪が好きだ・・・」


 って言葉と共に体を私に重ねてきた。


 
 わぁわぁわぁーーーΣ(゚д゚;)



 そっと、私の腰に小夏くんの手が回ってくる。



「雪・・・」


 とろん、とするような優しい声。


 
 ドキドキしてる。


 けど、けど、けど。



 私は・・・



「恭・・・ちゃん」


 が、好き。



「おい、小夏。離れろアホ」