一輪の月下美人


「あぁ利沙か…ごめん大丈夫」


「家のこと?」



ビクッ
紗夜は体を強ばらせた。

利沙はそっと紗夜の手を両手で包み込んだ。


「大丈夫。利沙は紗夜の味方だから」


「ありがとう」
弱々しい笑顔で答えた。