それと同時に電車のドアが閉まった。
そして、ゆっくりと電車が動き始める。
ドアの向こう側から警察が必死に追いかけてきたが、すぐにその姿も見えなくなった。
「はぁ…はぁ…。」
「……人生終わったかと思った。」
「……間違いなく寿命は縮んだよ。」
「チカ……ナイス。」
「……ありがと。」
「……危機一髪だったね。」
マジで危なかった…。
「……とりあえず座ろうぜ。」
幸いな事に、時間が時間なだけに乗客は俺たち以外に誰もいない。
「……バレたな。」
「やっぱ甘くねーか。」
今ので俺たちの危機感が一気に高まった。
それに…
「チカはブラックリスト入りだな。」
「リョウも……ね。」
「2人だけじゃねーよ…。全員の顔見られちまった。」
当然だろうけど、俺たちもワタルの共犯者として扱われるに違いない。
「これからどーするよ?」
「どーするも何も…やるしかねーだろ。」
「はぁ…。」
一気に疲れた…。



