「ぶはぁー!!」
部屋に着くなり布団の上に倒れ込んだ2人。
「俺もう寝るわー。」
「俺もー。」
すっかり疲れたのか、そう言って2人とも5分もしない内に夢の中へ旅立った。
「寝るの早ぇーだろ…。」
そう言ったが2人は返事をしなかった。
「はは…。」
2人の間抜け面が笑える。
ふと自分の50万の事を思い出した。
カバンの中にしまった封筒を取り出し、じっくりと見た。
「50万か……」
いったい誰のものなのか…
何故あんな所にあったのか…
本来ならば見つけた時に浮かぶであろう疑問が今浮かんできた。
「…困ってんだろーな。」
誰のものなのかは分からないけど、持ち主は困っているに違いない。
今さら悩んでも仕方ないがとりあえずこれだけは願った。
「何事も起こりませんよーに…。」
数日後、この願いは脆くも崩れ去ってしまう訳だけども。



