君にはわからせない気持ち



私は自然と俯いた。


すると……




ポカッ……




「あてっ……って何これ?」




丸められた紙が投げられてきた。

広げると文字が書いてあった。




『時島君の携帯見なさい!』




あ、樹里の字だ。