ダメだっ。もうすでに冷静な判断がつかない状態になっている。
こうなったらもうやれるとかまでやった方がいいんじゃないのか。
なら普段の私ならしないようなことを・・・・・――――。
「言っとくがお前が俺に下手なことしても意味ないからな」
バレてる?ばれてないはずが無い。
分かってるよ。分かってるがここまできたらもうふっきるしかないじゃない!!
もう、やけくそだ……………!
「私の事はおみとうし?」
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
心で泣きながら大地の首に手を回す。
あ、あれ?大地さん?
なんで止め無いの。
大地なら首に手が触れる前に弾くと思ったんだが。
弾くどころか余裕の笑みを浮かべて私の行動を見ている。
笑顔が引き攣る感覚した。
いや、元々引き攣ってた可能性の方が高いんだけど。

