天才姫と最強総長のワケアリな関係!?




「こほん、だいぶ話がそれてたわね。さて、今回の仕事の件。一月から何か聞いてることはあるの?」


「いや、なにも。ただここに行けとしか言われてない。私たち中学卒業してからは就職扱いだから、今さら学校に通えって訳ではないと思うし、仕事なんだろうけど。正直、意味がわからん」

足を組みながらそう答える。


今回、松島学院で仕事があると言われたものの具体的に何をするかは言われてないのだ。


もっと言ってしまえば、今回の仕事は完全に管轄外。

私達は基本的に、デスクワークのような類をしているのでこのような訪問販売みたいなものには全く縁がないのだ。


いや、まあ李音としての活動もあるんだがあれは仕事というより……ボランティア?

だって別に李音の活動して給料がでるわけでもないし、基本的には自分たちの管轄の治安維持的な感じの慈善事業だから、あれ。


まがいなりにも裏の人たちですよーていうアピール的な。まあ、町の人達の九割はんな事おもってないんだろうけど。