天才姫と最強総長のワケアリな関係!?






私、まだ16才のうらわかき乙女なはずなのに。心がすでに20代OLのようになっている。


そんな私の思いを無視して輪廻は口を開いた。



「あなたには今回―――――」


「だぁぁぁあああ!!!!やっぱりやだ!!落ち着かん!!」


と、おもったら、輪廻の言葉は雪治によってさえぎられた。




なんなのよ。さっさと仕事終わらしてかえりたいんですけど。


だんだんイライラしてくる自分を落ち着かせるため紅茶を一口飲んだあと、雪治を睨みつける。



「ちょっと、私はさっさと仕事終わらして帰りたいんだけど。いきなりなんなんだよ。大声出すな、うるさい」


「うっ。ご、ゴメン…………。でもよ〜、なんか落ち着かなくてつい……」



しゅん…としながら申し訳なさそうにする雪治の姿はまさに主人に捨てられた子犬だ。




………………………。



「輪廻、雪治と場所交代しろ。お前みたいなオカマが近くにいるとイライラする」


「はぁ!?ちょっとあんた!それどーいう意味よ!?それに、わたしはオカマじゃないって言ってるでしょ!何回いえばいいのよ!!」

「何回言われたって信じない。そんなにオカマオカマ言われたくなければその口調なおせ!」


「うぅ。さくら………俺、一生お前についてくよ!!」


「あぁ、もう泣くな!鬱陶しい」