うん、美味い。
私が紅茶を飲んでいる間に雪治と龍がテーブルをはさんでおいてあるソファーに腰掛ける。
…………………なんか、へんだろ。これ。
なんで仕事相手が私の隣にいるの。このままお話しちゃうのか?それでいいのか?
「ところで、今回の仕事なんだけど………」
あ、いいんだ。これで。
というか、やっぱり仕事だったんだな今回。
最初から変だと思ったんだよ。
卒業資格を持っていない雪治だけならともかく、私まで一緒に行けなんておかしいとしか思えない。
おまけに、男子校。さらに、理事長が松島輪廻。
仕事だよね。

