私は雪治からトレーを奪いそのままこの馬鹿の頭部を叩く。 「いってぇぇえ!!」 スパーン!!と派手な音がなり雪治はそのまま頭部を押さえてうずくまった。 「何するんだよ!」と涙目になる雪治に私は冷たく言葉を口にする。 「お前なに私より先にパン選んでんだよ。それにお前は一体いつになったら男としての自覚をもつんだ。目の前に可愛い子がいるなら褒めろ。ひたすら褒めろ。」 「桜、可愛いよ!」 「私に言ってどうする」 そう言って再び雪治の頭部をトレーで叩く。 「いってぇぇ!!」