「なぁ、腹減った」
「ふーん」
輪廻って確か27だったきがするんだけど。わっかいよなぁ。
いや、一月も若いし。
「あ、パン屋だ」
「ふーん」
あー、なんか面倒になってきたからもういいや。
そういえば、お腹すいた。
出るの早かったから朝ごはん食べてなかったんだ。
忘れてたぁ。
「はい、じゃあ決っまり!!行くぞ〜」
「あ?はぁ!?へ!?」
んだ、こいつ!? なんで、私が首根っこ掴まれなきゃかんのじゃ!!
「桜また軽くなったなぁ。何キロ?」
「45」
「…………お惣菜系買おうか」
「太らせたいならデザート系の方がいいんじゃないのか?」
ズルズル引きずられながら呆れる雪治に言い返す。
食べるのは好きだ。美味いし。自分が生きていると認識出来る。
それなのに、痩せる。
私は自他共に認める暴食なのだが何故か太らない。むしろ痩せる一方。