雪治からは沈んだ空気をものすごく感じた。 そんな雪治の肩に手を置いて一言。 「ドンマイ」 フッと鼻で笑った後、駅までの道を急いだ。 「人事だと思いやがってぇーーーーー!!!!」 その時、私は気づいていなかった。影から私達を見ている三人に。 ――――――――――。 「へぇ。あれが桜ちゃん? アハハハ、六年前あんなに必死に探したのにな〜。まあ、可愛いからいいか」 「はあ?」 「こっちの話し〜。それにしても・・・・・俺のタイプ♪」 「やめとけ。噛まれるのがおちだ。」