話を中断されて不機嫌になったのか、それともほかにそうなる理由でもあるのか、菫は男の声に冷たくピシャリと言葉を返す。
そしてあろうことかそのまま男を無視して私との通話を続け始めた。
おいおいちょっと勘弁してくださいよ菫さん。
何があったかしらんが私は巻き込まない
『は?マジで男かよ。おいちょっと携帯かせ』
ほら見たことか。
『あ、ちょっとやめてよ!!』
菫の静止の声も聞かずかなり強引に携帯を奪ったのかキーホルダーの音がガチャガチャうるさい。
ほんと、、うるさい。
『うっせぇ、お前は黙ってろ。おいてめぇ、どこの誰だか知らねーがな俺の女に手ぇ出してみろ。潰すぞ』
ありえないくらい低く地を這うような声でそれを言われた私はこれ以上にないほど冷めた心をそのまま吐き出した。
「お前こそ海に沈めるぞ」

