私も特に家に帰りたいわけでもないから別にいいんだけど雪治は帰りたがるだろうな。
もし帰らないにしろ寮が閉鎖となると止まる場所がないし。
あ、でも雪治は家において私だけがホテルで泊まればいいか。
よしそーしよう。
となればホテルの予約をしなきゃいけないな。確か夏休みの期間は7月22日から9月3日までだったから……………。
「やっぱり、ホテルならあいつの経営してるところが一番いいし………。クレシアが妥当なところかな」
「ん?ホテルがどーかしたの?」
ハジメは私の独り言聞いていたのか、携帯の連絡先欄を見ていた私の顔をのぞきこむように見てきた。
「いや、べつに。それでいつ行くつもり?りょこう。」
すると私と同じく携帯をいじっていた大地が顔をこちらに向けた。
「沖縄か長野。どっちがいいんだ」
「は?」
「あれ、桜ちゃんまた聞いてなかったの?ペンションなんだけど長野にもあるらしくて、そっちも使いたかったら使っていいんだって」
ふーん、山か海ってことか。
「俺は断然長野がいい」
「え、夏と言えば沖縄でしょ。と言うわけで沖縄に1票」

