─1年前─
「わたくし、仲介人を務めさせていただく橘 紫です。今回の話し合いでは暴力沙汰・野次などは厳禁です。これらの規則が守られない場合、どなたであろと強制退場していただくのでご理解をお願いします」
「基本的に発言権は代表者1人に限ります。携帯電話の使用は相手からかかってきた場合のみ通話可能ですが、呼び出し音がなり続けている場合、その方の携帯電話はこちらで回収いたします。これまでの説明で何か反論はありますか。ない場合はこのまま論議に移ります」
橘紫の説明が終わると、一月はおもむろに携帯電話を取り出し何かしらの操作をするとすぐにそれをしまいこんだ。
「それでは、論議を開始します」
一方その頃私と言えば、、
「……………」
本家とは違う離れに押し込まれ大層ご立腹でした。

