「それは仕方ないよ。この学院はちまたじゃ更正学院なんていわれてるし、そういうのには敏感……というか厳しいんだよ。まあ、身なりとかはかなり緩いけどさ。」
「此処は、きちんと学力と出席日数おさえとかないと進級できない。後、留年なんてしたら"理事長特製強化プログラム"がくまれ、自分の時間なんて消える。毎日の中にあるのは、睡眠・食事・勉学……それだけだ」
「理事長曰く、『一回目に出来なければ、二回目に自由はない』らしいからね♪」
番長と師匠が交互に説明をしてくれたおかげで大部分は理解できた。
でもね、お二人さん。肝心な部分がごっそり抜けてる事に気づいてる?
気づいてないよね。気づいてるわけないよね、そんな顔して。
その、『やりきった』みたいな表情を貴方方の綺麗なお顔でされても困るだけですから。私困るだけですから。
「…………………めんどくさい」
小声で聞こえないようにぽつりと愚痴を零した後、今度は見せ付けるように息を吐いた。

