性別とか今時古いよ師匠。今や女の子でさえ「俺の嫁ぇ!!」って騒ぐ時代なのに。
「師匠、古い」
「お前みたいになるなら古くて結構だ」
「おまけに頭も固い。頭にシリコン入れて柔らくしましょうか?私、出来ますよ?」
「俺が死ぬ」
軽い冗談なのにそんなに怖い目でみなくていいじゃないか。
師匠にギロッと睨まれ、床にうずくまって"の"の字をかきながら拗ねていると頭上でため息をつかれた。
「……こいつは赤城 虎-アカギ トラ-。百虎の総長をしてる」
「そこは親友って言ってほしいな」
「幼なじみだ」
「あれま。照れちゃった」
照れてない。照れてない。むしろ目茶苦茶鬱陶しそうに答えた事に気づこうてか、
「番長…………!」
私はすかさず立ち上がって赤城虎の顔を凝視する。
あの番長がここまで、変わるのか……………。
「整形?」
「違うよ」
「じゃあ、プチ?」
「君は僕が整形した事しか推測出来ないのかな?」
ぼくぅ?番長はそんな綺麗な言葉吐かなかったぞ。私が何をやっても基本的には無言オンリーだったし。

