いやぁ、中学時代の記憶なんてあってないような私に覚えられているなんてよっぽどキャラ濃いんだねー。
「あ、そういえば師匠?番長はどこですか?番長は」
隙あらば師匠の近くにいたはずの番長が今はいない。
番長は、見た感じが凄く番長ぽかったから番長というあだ名をつけただけで実際には……………。
「いや。私が知らないだけで実際に番長やってフィーバーしていたのかも………」
「は?」
「だから、私が見た目だけでつけたあだ名が本当はあだ名じゃなかったのではないかと」
だとしたら今もフィーバーしてんのかな。師匠の前では大人しかったから全然気がつかなかった…………。
いや、待て。師匠の前だから大人しかったのではないんだろうか。
「そうか!そうだったのか!さすがです師匠!師匠の前ではどんな荒くれ者もまるで子犬のように仕付けてしまうんですね!という事は、番長も今や更正をして世のため人のために活躍するべく日々修行を行っているですね!!」
すごい。さすが師匠だ!
私はそれはもう目をキラッキラさせながら師匠に詰め寄る。
「は?何の話しをしているのか分からんのだが……」
「!」
この人はなんて人なんだろうか。自分の功績を鼻高々にアピールするでもなく、むしろ知らない降りをする。なんて方なんだろうか……………!

