「コインランドリー。つまんない」
グルグルと回る洗濯機。ザァァァと雨が落ちる音。
はぁ、なんか面白いことないかなぁ。
しかし、それから数分後。状況は一変する。
それは私がピーという音を聞いて洗濯機から乾燥機に移動させていた時に起きた。
「あ」
「あ」
カチャっとドアを開きながら入ってきたのは、背の高い男。
しかし、タイミングが悪い。よりによって私が下着を取り出しているときに来るもんだから「あ」っとなった。
無言で目を背けられたので私もそれにならって下着を乾燥機にほうり込む。無言で。
全ての作業が終わったため、ボタンを押して備え付けのベンチに座る。
つまんないので、取りあえず男を凝視。
まあ、松島の生徒であることは分かった。腕に入学石のついたブレスレットみたいなのしてるし。
背は高い。185㎝ぐらい。黒髪短髪。肩に髪がついてない。
「俺の背中に何かあるのか」
「いや、暇だから」
「………」
会話が途切れ、沈黙。
なので私も彼の観察をする。
うん、やっぱりいいね。黒髪。目がいたくないから助かる。
キラキラしてると目がチカチカして痛いんだよね。許せて、茶色系とか。あぁ、金髪も私が好きな感じのならいいけど。白に近いのが好きだなぁ。なんか、フワフワした感じが好きだ。
「おい」
「!……なんぞ?」
「なんぞ?なんぞってなんだ。」
「雰囲気で読み取ろうか〜」
なにちょっとボケかましてるのこの子。

