「………シャンプー」
「拒否する」
「…………………」
は、ははは。…………はっはぁん。分かったよ。そっちがその気ならこっちにも手があるんだからな。
キッと睨んだ後、大地と対峙するために私は足を踏み出した………………―――――――――。
10分後
「桜ちゃーん。いつまでシャンプー探してんの〜?大丈夫?探すの手伝おうか……てっ、あら。これは…」
ハジメの声が聞こえたが今はそれどころではない。
なぜなら…………、
「い・い・か・げ・ん・に、しろ!!子供じゃないんだから、さっさとブツを渡せ!!」
「出してるだろ?さっさと取れ」
「〜〜〜〜〜!?高いんだよ!手が届かないの!私の届くところまで下ろせ!身長を使うなんて卑怯だ!」
そう、こいつ。橘大地はあろうことか猫用シャンプーを片手で上に上げ私の届かない位置に持っているのだ。
なので私は色々な手を屈指しなんとかとろうとしたが今だに取り返す事ができていない。
「卑怯?そんな訳ないだろ。俺はただ持っているだけだ」
心なしか愉悦したものに見える表情で尚且つそんな事を言われたらもう殺意しか芽生えないな。
「うわぁお。大ちゃん楽しそうだね〜。雪治君との同棲生活案を聞いた時は目だけで人一人殺せそうだったのに」

